2019年3月1日、ポケモンの3D映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」がついに公開されました。筆者は子供のときにアニメ版を映画館で見ましたがなかなかの衝撃を受けたことを覚えています。その内容の深さに、「大人向け映画」と評されたこともあるほどです。
この記事では、今回リリースされた情報や海外の評判などをまとめていきます。
公式サイトからのリリース情報
今朝(3月1日)、映画の最新情報が公式アカウントからツイートされ、リツイートといいねが1万を超えるなど多くの反響を呼んだ。現時点(3月4日(月)15:00)ではなんと、いいねが11万、リツートは7万超えている。
「ミュウツーの逆襲 EVOLUTION」
最新映像が公開されました🎞
フル3DCGで描かれる、ミュウツーやサトシ・ピカチュウたち
そして、劇場版第1作に続き、ミュウツー役は市村正親さんに決定…!#ミュウツーの逆襲 #ミュウツーイヤーhttps://t.co/UUT44XpZwO pic.twitter.com/UbPvxdknXp— ポケモン情報局【公式】 (@poke_times) February 28, 2019
何かと話題に欠かせないポケモン関連の情報。以下では、映画のリメイク情報と3Dリメイクに対してのファンの反応などをまとめていく。
今作は、過去の名作のリメイクとなっている

「ミュウツーの逆襲」はアニメ劇場版第一作目だ。
御存知の方も多いと思うが、今回の3D映画「ミュウツーの逆襲 EVOLUTE」は、1998年7月18日から公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第1作品のリメイクだ。
アニメ版「ミュウツーの逆襲」は日本国内の観客動員数は650万人を記録し、国内興収は76億円、世界では興行収入8000万ドル(現在のレートで約88億円)というメガヒットを叩き出し、「日本映画初の週間興行ランキング初登場第1位」を成し遂げている。
ミュウツーの声優は市村正樹さん
リメイク前を見た方にとって気になるのは、声優事情だ。劇場版アニメ「ミュウツーの逆襲」であの謎めいた、そしてどこか世界の理を悟ったかのミュウツーの声に衝撃を覚えた方も少なくないだろう。
今回の公式発表で、リメイク作のミュウツーの声優は引き続き市村正樹さんと情報がリリースされたのは嬉しい限りだ。
今までのプロモーションムービーでは「声なし」であったが、今回、公式があげたYoutubeの動画ではミュウツー(市村正樹さん)の声が入っている。
もちろんその他、サトシやカスミ、タケシをはじめとした主要キャラクターの豪華声優陣もそのままだ。
3Dリメイクへの日本と海外ファンの反応は?

最新作の3Dビジュアル
サトシたちの3Dビジュアルに対して、戸惑っているファンが多くいることは確かだ。
なんでポケモンは3D路線に行っちゃったかなあ
ドット絵が好きだったのに— あるみ (@arumi_toon) February 27, 2019
公式ツイートに対しても批判的なリプライがあり、筆者の友人の大のポケモンファンも「3D映画は受け付けない…」と嘆いている。
海外(英語圏)では?
海外のポケモン公式アカウントでのいいねは約1.8万。
Was that…is that…
😲
Grab your popcorn and get ready for a Pokémon experience like you’ve never seen before, Trainers!
International details coming soon… https://t.co/MuW8Dr0MXU
— Pokémon (@Pokemon) March 1, 2019
その公式に対してのリプライは否定的なものが多かった。
本記事には載せることをはばかられる、「もう君とは遊ばない」といったトイ・ストーリーの画像を使った無慈悲なリプライや、
「手書きの原作は超えられない」というポケモンファンのリプライがいいねを集めている。
個別のツイートを見てみても、「見た目は不自然だけれど、私は「ポケモン」が好きだから」や「人間らしさを失った…」というような否定的な意見は少なくなかった。
中国語圏では?
中国メディア、cnBetaを見る限り反応は上々と見ていいだろう。

(※中国サイトへ飛びます。)
今後、AVILERY’Sでは、Weiboなどでさらに調査をしていきたい。
海外の関心ごとは「実写版ポケモン」にある
*GASP* Is that a new #DetectivePikachu trailer!? Now that's very twisty. pic.twitter.com/MKlWXMmcbz
— POKÉMON Detective Pikachu (@DetPikachuMovie) February 26, 2019
日本では大きく取り沙汰されない実写版ポケモン「Detective Pikachu」だが、海外の反響は段違いだ。
デッドブールのライアン・レイノルズがピカチュウのモーションキャプチャーを務める同作品は、原作ファンにとって受け入れがたい一方、ライトなファンには面白おかしいものとなっている。


ピカチュウのモーションキャプチャーを務めるのは、ライアン・レイノルズ
ピカチュウが喋ったり、エイバムが化け物じみた描写の同作品は、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTE」よりも従来のポケモンと大きくかけ離れたものだ。
これはポケモンが“アニメ”としてではなく、“ゲーム”として大人気になっている海外だからこそ、こういった自由な作品が生まれたと考えられる。
「ミュウツーの逆襲3D EVOLUTE」はヒットするのか?
今回、公開された最新動画が非常にクオリティの高いものだった。
そして、日本のポケモンファン(原作ファン)はその作品性から心の温かい人が多い。
「スタンド・バイ・ミードラえもん」が大ヒットしたように、過去作品にリスペクトを感じる「ミュウツーの逆襲 EVOLUTE」のヒットも十分に考えられる。
昨今のポケモンは、アニメの作画を大きく変えたりAR技術を活用したゲームアプリ『ポケモンGO』をリリースしたりと様々な挑戦をし、そのどれもが成功を収めている。
日本では、「ミュウツーの逆襲 EVOLUTE」が。海外では、「Detective Pikachu」がそれぞれ堅調な興行収入を生むだろう。
映画の公開は、2019年7月12日になる。
ファンの皆さんは十分に期待を寄せてもよいのではないだろうか。
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