原人
Homo erectusの意味
主な意味
原人とは、180万年前頃に出現した猿人の次の段階の人類です。[猿人⇒原人⇒旧人⇒新人]
中国で発見された北京原人や、インドネシアで発見されたジャワ原人がこれにあたります。ホモ=ハピリスを原人に含めるという考えもあります。[北京原人の解説]
猿人よりも進んだ技術
地質年代では更新世に入るころに出現した[※1]原人は、改良された打製石器(ハンドアックス)と火および言語を使用して、狩猟・採集生活を営みました。また、木や樹皮・獣皮の加工を行い、男女による労働の分担がなされていたと推測されています。
参照定義
原人(げんじん)は、ホモ属に属する化石人類の一群を指す俗称(Homo erectus)。厳密な定義はないが、原人は、現在の分類ではホモ属から新人段階であるホモ・サピエンスと、ホモ・ネアンデルターレンシス、ホモ・ローデシエンシス、ホモ・ヘルメイ等の旧人段階の人類種を除いたものに相当する。おおよそ以下の種を含む。時代的にも形体的にも多岐にわたる。
出典:wikipedia
参考文献
◼︎ウェブサイト
wikipedia-原人[見る]
Britannica-Homo erectus[見る]
◼︎辞書・書籍
『世界史用語集』東京書籍,2019,p1、『詳説世界史研究』山川出版社,2002,p8~9、『詳説世界史改訂版』山川出版社,2009,p21、『世界史用語集ちゃーと&わーど』駿台文庫,2005,p8、『改訂版必修世界史用語集』旺文社,2002,p10、『ニュービジュアル版新詳世界史図説』浜島書店,2008,p12
※1 更新世に入るころに出現した…の定義について
『詳説世界史研究』p8によると、「170万年前、地質年代では更新世に入るころ(省略)出現」と記述してあり、『改訂版必修世界史用語集』p10によると、「更新世中期(約60万年~40万年前)に出現」と記述してある。
後者は北京原人(50~60万年前に出現)を原人として説明していると考える。
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