完新世(沖積世)の意味・例文|世界史用語
完新世(沖積世)
Holoceneの意味
主な意味
完新世(沖積世)[かんしんせい(ちゅうせきせい)]とは、新生代の第四期の後半を指す、約1万年前頃~現代に至る時期です。
後氷河期とも言い、この時期に気候は温暖となり、氷河が後退して陸地はだいたい現在のようになりました。現在の私たちは完新世に生きています。[更新世の解説]
この頃、人類の生活様式が多様になった
気候が暖かくなったことにより、寒いところを好むマンモスやトナカイは北上、一部人類はそれを追って移動し、とどまったものは温かい地方を好む猪や鹿を狩猟するようになりました。また、植物の繁茂により採集が容易になり、魚介類も多く利用されて食生活が豊かになりました。つまり、この時期に人類はそれぞれの地域環境に適応し、生活様式を生み出していったと言えます。また前7000年頃からはじまった農耕・牧畜(新石器時代)は完新世の影響を大きく受けたと言えるでしょう。
表でイメージしよう
文では分かりにくいので、表でイメージしましょう。完新世は顕生代>新生代>第四世紀の後半にあることが分かりますね。
累代 | 代 | 紀 | 世 | 期 |
---|---|---|---|---|
顕生代 | 新生代 | 第四紀 | 完新世 | メーガーラヤン |
ノースグリッピアン | ||||
グリーンランディアン | ||||
更新世 | 後期更新世 | |||
チバニアン | ||||
カラブリアン | ||||
ジェラシアン | ||||
新第三紀 | 鮮新世 | ピアセンジアン | ||
ザンクリアン | ||||
中新世 | メッシニアン | |||
トートニアン | ||||
サーラバリアン | ||||
ランギアン | ||||
バーディガリアン | ||||
アキタニアン |
より広い範囲はwikipediaから見ることができます。
出典:wikipediaより
参照定義
完新世(かんしんせい、Holocene)は地質時代区分(世)のうちで最も新しい時代である。第四紀の第二の世であると同時に、現代を含む。かつての沖積世(Alluvium)[注 1]とはほぼ同義である。最終氷期が終わる約1万年前から現在まで(近未来も含む)を指し、その境界は、大陸ヨーロッパにおける氷床の消滅をもって定義された。wikipedia
参考文献一覧
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