最近、youtubeなどの動画投稿サイトで流行っているASMR動画。イヤホンで聞くと臨場感があって左右で違う風に聞こえるって不思議ですよね。
でも実は、ASMRのやり方はめちゃくちゃ簡単なんです。
そこで今回は、ASMRer初心者の方にオススメの機材『TASCAM(タスカム)リニアPCMレコーダーシリーズ(バイノーラル対応)』とその録音方法やデータ移行も簡単にご紹介したいと思います。DR-05やDR-07、DR-40はほぼ同じ使い方なのでぜひご参考にしてください。
また、最新の機材をまとめた記事を書きましたので、マイクに関しては次のリンクでぜひ見てみてくださいね。
あわせて【2019年最新版】ASMRを録音できるおすすめマイク選抜まとめ!

必要なのは、TASCAM『DR-07X』だけ
Amazon:TASCAM リニアPCMレコーダー DR-07X
このリニアPCMレコーダーとパソコンさえあれば、実は誰でも簡単にASMRは録れます。TASCAM(タスカム)は音響に馴染みがある人なら誰でも知っているブランドで、それなりにクオリティーも高いです。
ASMRのYoutuberで人気のはとむぎさんも同じシリーズの『TASCAM DR-40』も使っていますね。
ちなみに、筆者はDR-40は買うべきないと主張します。
DR-07とDR-40の大きな違いを簡単に言うと、+αの外部入力でΦ3.5mm端子ステレオミニジャック(プラグインパワー対応)のマイクを繋げるか、XLR接続でファンタム電源を使用するコンデンサーマイクを使えるかです。
- DR-07…Φ3.5mm端子ステレオミニジャックで外部入力
- DR-40…XLR接続で外部入力
DR-07を使用する際に、ROLANDのCS-10EMを使用すればより音質がよく澄んだASMRが録音できます。(※05とCS-10EMという組み合わせもありますが、用途幅の広さや値段差から考えると、筆者は07/07X単品という選択肢しかありません)
これが、DR-40の場合は、接続するのはXLR端子のコンデンサーマイクになります。でも、もしXLR端子のコンデンサーマイクを使うなら「オーディオインターフェースを直で使ったほうがいいじゃねーか!!笑」という話になる訳です。
実際にTASCAMでASMRを録音してみた
「あれ…?この人、07を買えと言っておきながら持っているのはDR-40じゃん…」と思ったあなた、鋭いです。笑


実は筆者は別用(バイノーラルや立体音響で環境音の録音)で良く調べもせずDR-40を購入したので、ものすごく後悔しています。音響現場で2つのコンデンサーマイクをぶっさして自慢する程度の使い道しかできてないのです。なので、今後買う方には損をしないようにDR-07を買ってほしいのです。
DR-05、07、40の録音工程は基本的に同じなので、気を取り直して簡単な手順を書いていきますね。
手順1、DR-40でASMRを録音する
それでは、さっそく録音していきましょう。
まずは、【HOMEボタン】を長押しで電源を入れ、次に【RECORDボタン】を押します。
そうすることで、スタンバイモードになり、【RECORDボタン】の周りが写真のように点滅します。ちなみにこの点滅機能はDR-05や07にはありません。
スタンバイ状態で左右のマイクにむかって声を出したり、息を吹きかけたりしてみてください。INT(07では、LR)という文字の場所の2つのバーが上下違った揺れをしていれば、ステレオで録音できる準備ができています。
ステレオで録音できることを確認できたら、もう一度、【RECORDボタン】を押します。
すると、録音がはじまりまります。
画面右上の時間表示が残りの録音可能時間です。秒数が減っているのが確認できますね。
ここで、あなたが録りたいスライムの音や咀嚼音、耳かき音やリップ音をマイクに向かってだしましょう。録音が終わったら【HOMEボタン】を押して停止してください。
手順2、録音ファイルを確認する
実際に録音できたデータを確認しましょう。
①MENUを押す
②ファイル/フォルダーを選択
③ENTER/MRAKを押す
の手順後、
上のように「TASCAM_○○○.wav」と画面に出ていれば録音できています。なお、wavやmp3などのファイル形式はTASCAM側で録音前に変更可能です。
手順3、パソコンとTASCAMをUSB接続する
TASCAMのリニアPCMレコーダーシリーズはパソコンに接続できるように、USBケーブルがついてきます。こちらでレコーダーとパソコンを繋げてください。
すると、<USBモード>と表示されるので、PC接続を選択してください。
電源供給は、パソコンからのUSBバスパワーでレコーダーが駆動する機能です。
TASCAMレコーダーの画面は接続中となり、パソコンの画面上にUSBのようなアイコンがでたら接続成功です。次からパソコンでの操作となります。
手順4、パソコンにデータをコピーする
USBアイコンをダブルクリックするとフォルダが開くと思うので、
【MUSIC】→【DR-40(05)_0000】と進んでください。
すると、上の画像のようにファイルが見つかります。先ほどTASCAMの初期設定をせず録音してしまったので、日付が2000/01/01となっていますが、システム的によくないので皆さんはしっかりと初期設定をしましょう。
ASMRを録音するための初期費用はそこまで高くない
ASMRってなんだか敷居が高いような気がしますが、日本人Youtuberの方が行っているASMRはそこまで複雑なものではありません。
価格的にはハイエンドの3Dioも、結構単純なつくりと接続構造ですし、マイク自体はミドルスペックかなと思います。(マイクカプセル型のコンデンサーマイクはどうしても高くなってしまうので…)
音響は知れば知るほど、高額で高機能なモノが欲しくなる魔の世界となっています。
ですが、パソコンを既にお持ちの方ならば、1万円程度で購入できるDR-07MK2-JJでそれなりのASMRはできます。
Amazon:ASCAM リニアPCMレコーダー DR-07MK2-JJ
(Amazonには古いver.のDRシリーズを高く売る悪質な業者もいますので、こちらのリンクからどうぞ)
ASMRやバイノーラルで生配信したいなら…
もし、ASMRやバイノーラルでの生放送、配信をしたいのなら、2019年2月に発売された最新モデル『DR-07X』をおすすめします。
Amazon:ASCAM リニアPCMレコーダー DR-07X(オーディオインタフェース搭載)
こちらの機材はDR-07と同スペックで+αオーディオインターフェースを搭載しています。そのおかげで、音源をそのままパソコンに入力することができます。(イメージ的には、USBで接続できるマイクのバイノーラル版)
まあ、実際はDR-07でも機材次第で生配信はできます。ですが、その他にオーディオインターフェースやラインケーブルなどが必要となってくるんですよね。
DR-07Xではこれらが不要で、そして、ASMRistとしての活動の幅が広がり、機材をグレードアップした際にも使い道がまだまだあるレコーダーマイクとなってます。
また、公式でiphoneでの録音もサポートされており、周辺機器を用意すれば簡単にスマホで録音もできます。(詳しくは下の記事に)
最初から3,000円ほど高いこちらを購入するほうがあとあとお得になると思いますので、DR-07よりおすすめです。
さて、今回はASMRの録り方を簡単に説明させていただきました。今後、需要があれば、オススメのマイクやヘッドホン、ノイズ除去方法、編集方法、動画と合わせる方法(Youtubeの上げ方)、など詳しく記述していこうと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
質問などがあれば下のほうからお気軽にどうぞ!
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